2026年5月03日

はじめに
内科担当の小林登です。
少しずつ涼しくなってきましたね。
健康診断で「尿酸値が高い」と言われたことはありませんか?
「痛くないから大丈夫」と放置する方も多いのではないでしょうか。
今回は、患者さん一人ひとりに合った「薬の選び方」について、分かりやすく解説します。
ぜひ最後までご覧ください!
尿酸値が高いとは?
血液中の尿酸が 7.0mg/dL を超えた状態を指します。
尿酸が溜まる2つの原因
尿酸が体内に溜まってしまう原因は、蛇口と排水口の関係に似ています。
●産生過剰型:蛇口が開いて、体内で尿酸が作られすぎている状態。
●排泄低下型:排水口が詰まって、腎臓から尿酸をうまく出せない状態。
ご自身のタイプを見極めることが、正しい薬選びの第一歩になります。
あなたはどちらのタイプ?

薬の選び方
先ほど、産生過剰型と排泄低下型の2つのタイプがあると説明しました。
それぞれのタイプに薬(①・②)があります。
①尿酸を作らせない

②尿酸を外に出す

そのタイプ別に治療を行うのが理想的です。
実際の診察では、精密検査でタイプを見極めて、それぞれに適した薬を選択するのは難しいです。
そのため、
・腎機能が低下しているか?
・尿路結石の既往があるか?
・排泄低下がメインか?
といったポイントを確認しつつ、薬剤を選択しています。
治療のゴール:尿酸の目標値は?

尿酸値が 6.0 を切る状態を維持することで、痛風発作を起こすリスクが低いとされています。
薬だけに頼らない「生活改善」

薬を飲むことも大切ですが、生活習慣の改善が不可欠です。
・水分摂取:1日2リットルを目安に。
・野菜中心:尿をアルカリ性に保ちます。
・適度な運動:激しすぎる運動は逆効果です。
さいごに

当院では、血液検査の結果に基づき、あなたのライフスタイルに最適な処方を提案いたします。
少しでも不安がある方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!