水いぼ(伝染性軟属腫)の新しい治療薬「ワイキャンス®」について|佐賀県武雄市武雄町の内科・消化器内科・皮膚科|みふねやまクリニック

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水いぼ(伝染性軟属腫)の新しい治療薬「ワイキャンス®」について

水いぼ(伝染性軟属腫)の新しい治療薬「ワイキャンス®」について|佐賀県武雄市武雄町の内科・消化器内科・皮膚科|みふねやまクリニック

2026年7月06日

水いぼ(伝染性軟属腫)の新しい治療薬「ワイキャンス®」について

はじめに

皮膚科担当の小林佑佳です。

当院では、水いぼに対する新しい治療薬「ワイキャンス®外用液0.7%」による治療を開始しました。

従来の、

・ピンセットによる摘除が難しいお子様

・多数の水いぼがある患者様

にとって、新たな治療選択肢となります。

ワイキャンス®はどのように効くのですか?

ワイキャンス®の有効成分であるカンタリジンは、ツチハンミョウなどの甲虫由来成分として知られています。

カンタリジンには、デスモソームに作用し、水いぼに感染した細胞を皮膚から浮き上がらせる働きがあります。

その結果、治療部位に水ぶくれ(水疱)が形成され、水いぼを含む皮膚が自然に脱落していきます。

ピンセットで直接取り除く治療とは異なり、生体反応を利用して病変の改善を目指す治療法です。

臨床試験で示された治療効果

〈Day85の病変が完全消失した患者割合および病変のベースラインからの減少率〉

国内外で実施された第Ⅲ相臨床試験では、ワイキャンス®の有効性が確認されています。

治療開始から約85日後(約3か月後)の評価では、

・約50%の患者様で全ての水いぼが消失

・水いぼの個数は平均で約87%減少

という結果が報告されています。

治療スケジュール

ワイキャンス®は通常3週間ごとに塗布を行います

〈初回診察〉

まずは診察を行い、水いぼの数や部位、治療適応について確認します。

〈治療当日〉

院内で医師が水いぼ一つひとつに薬剤を塗布します。

塗布後は薬液が乾くまで約5~10分お待ちいただきます。

〈塗布後16〜24時間〉

ご自宅で石鹸と水を用いて薬剤を洗い流していただきます。

この頃から赤みや水ぶくれが出現することがあります。

〈その後の経過〉

数日かけて水ぶくれがかさぶたとなり、1〜2週間程度で病変が脱落していきます。

一時的に赤みや色素変化が残ることがありますが、多くは時間の経過とともに改善します。

〈再診(3週間後)〉

残存病変や新たに出現した病変に対して追加治療を行います。

完治までの目安

多くの症例では3〜4回程度の治療(約9〜12週間)で大きな改善が期待されます。

治療効果には個人差があり、病変数や体質によって治療期間は異なります。

当院でおすすめする治療方針

・多数の水いぼがある場合お子様

・痛みに対する不安が強いお子様

には、まずワイキャンス®による治療で病変数を減らし、その後必要に応じて摘除を組み合わせる方法も選択肢となります。

ワイキャンス®は2歳以上のお子様を対象とした治療薬であり、ピンセットによる摘除が苦手なお子様や、多数の病変がある場合に有用な治療選択肢となります。

また、当院では以前よりご紹介しているM-BFクリーム®による治療も行っております。

(「水イボ用クリームの取り扱いを始めました」を参照ください)。

病変数や年齢、治療に対するご希望、ご家庭での管理状況などを考慮しながら、

ワイキャンス®

摘除治療

M-BFクリーム®

の中から最適な方法をご提案いたします。

患者様一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせて治療方針を決定いたしますので、お気軽にご相談ください。

安全に治療を受けていただくために、以下の注意点がございます。

・ワイキャンス®は医療機関でのみ使用できる薬剤です。

・処置後16〜24時間後の洗浄が必要です。

・赤み、水ぶくれ、かさぶたなどの反応がみられます。

・目や口などの粘膜には使用できません。

・医師の指示に従って治療を受けてください。

さいごに

ワイキャンス®について、わかりやすく説明しました。

ワイキャンス®による治療をご希望の方は、まず診察をお受けください。

処置後の注意点や洗浄方法について詳しくご説明したうえで、治療日をご相談させていただきます。

お子様への負担をできるだけ軽減しながら治療を進めてまいりますので、お気軽にご相談ください。

当院は、ありがたいことに武雄市の方だけでなく、

嬉野市、鹿島市、白石町、有田町、多久市、伊万里市、小城市、波佐見町など様々な地域より来院いただいております。

来院の際には、待ち時間対策に、便利なWEB予約をご利用ください。

今回の記事は皮膚科専門医である小林佑佳が監修しています。

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