予防接種・各種検査
予防接種・各種検査
胃カメラ検査は咽頭・食道・胃・十二指腸にできる病気(炎症・潰瘍・ポリープ・腫瘤など)を詳しく観察し、適切な治療方法を選択する為に行います。
のどに麻酔をかけて、内視鏡を口(または鼻)から挿入し観察します。
検査は約5分程度で終了しますが、病変が見つかり詳細な観察が必要な場合には、追加の時間がかかることがあります。
胃カメラは“おえっ”としてしまうので苦手といわれる方もおりますので、当院では出来るだけ苦痛なく検査を受けていただけるように様々な工夫をしております。
今まで一度も検査をしたことのない方や胃の症状のお困りの方は、まずはご相談ください。
体の表面から超音波をあてて、内臓や血管の状態をみる検査です。
当院では、腹部臓器、甲状腺、頸動脈、下肢静脈の評価を行います。
超音波検査は生体への侵襲がなく、どなたでも安心してお受けいただけます。
*病状に応じて、当日行う場合もありますが、原則予約制の検査です。
健康診断で肺や心臓に異常がないか調べます。
息切れなどの原因を調べる際にも行います。また、骨粗しょう症のスクリーニング検査として、DIP法(手を撮影)による骨塩定量検査としても行います。
健康診断を含めて心臓病の早期発見や診断に行います。また、動悸、胸痛、ふらつきの原因を調べる際にも行います。症状がないときには異常が発見されないことがあるため、場合により24時間の心電図検査(ホルター心電図)を行うことで、異常を発見する可能性をあげることができます。
*ホルター心電図は連携医療機関へ紹介いたします。
肺活量など呼吸機能を評価する検査です。
息切れ、咳、痰の原因として慢性閉塞性肺疾患(COPD:肺気腫、気管支炎/細気管支炎の総称)の早期発見や、COPDの病状評価につながります。
睡眠時無呼吸症候群を疑う方へ行う検査です。
日中の眠気やご家族や周囲の方から「いびき」や「息が止まっている」などでご相談いただいた場合、医師の診察の後に、ご自宅で睡眠中に手首式血圧計を少し大きい程度の検査装置を装着していただきます(簡易検査)。
簡易検査の結果、脳波や睡眠の質などを検査する必要がある際に行われるのが精密検査PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)検査です。この検査には1泊の入院が必要でしたが、現在は自宅で実施することもできます。
*予約制の検査です。
体の炎症の状態を調べたり、貧血の程度を当日調べることが可能です。また、ヘモグロビンA1c(HbA1c)迅速検査は約8分で当日結果が分かりますので、定期的な糖尿病の状態のチェックに役立ちます。検査項目によっては、指先の採血(通常数ml必要な血液が、数μlで)だけで結果がわかりますので、負担が軽減できます。
*血液検査の多くは連携機関へ委託しており、項目により、結果が出る時期が異なりますので、結果をお急ぎの場合には予めご相談ください。
採取した尿を用いて、試薬紙の色の変化を機器で読み取ります。この検査で、糖、タンパク、ケトン体、潜血などがわかります。
ワクチン接種に対して職場で補助が出る場合には、適格請求書・領収書が必要となりますが、当院は適格請求書発行事業者に登録していますので、ご安心ください。
予防接種には、法律に基づいて市町村が実施する定期接種と、接種者の希望により受ける任意接種があります。接種費用は、定期接種は公費ですが(一部で自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。市区町村が実施する定期接種の種類や補助内容の詳細については、各自治体に確認してください。そもそもワクチンとは、細菌やウイルスなど感染症の原因でもある病原体を無毒化、もしくは毒性を弱めるなどした薬剤で、これを接種することにより、罹患したことのない感染症であっても免疫がつくものです。結果、その感染症に罹患しにくくなり、万一感染しても重症化するリスクは低減されます。予防接種は個人の身を守るために行うという面だけでなく、予防接種を受けることができない方々などへの感染症の流行を阻止する(集団免疫)という目的もあります。
*他取り扱いのあるワクチンもありますので、ご希望の方はお問い合わせください。
インフルエンザの予防対策の中で最も有効と考えられているのがインフルエンザワクチンの接種です。
これは年齢によって接種回数が異なり、13歳未満の方は2回、13歳以上の方は1回の接種となっています。
日本では、インフルエンザの流行時期は毎年12月~翌3月頃までが多く、①ワクチンの持続期間は約5カ月であること、②接種後に効力が発揮されるまで約2週間の期間が必要であること、①・②から、11月中旬頃までに接種をお考えください。
インフルエンザワクチンについては、年齢により定期接種か任意接種が異なりますので、詳しくはお問合せください。
価格:HPの“お知らせ欄”をご覧ください。
肺炎球菌には複数種類ありますが、当院で取り扱いがあるのは、高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種でも使用されている肺炎球菌23価ワクチン(ニューモバックスNP)です。
肺炎球菌には93種類の血清型があるのですが、そのうち23種類の血清型に対して予防効果を発揮するのがニューモバックスNPです。
23種類に対応となっていますが、同ワクチンの接種によって肺炎球菌性肺炎を45%減少させることができたという報告があります。
ニューモバックスNPは各自治体で65歳の方を対象に定期接種に用いられ、対象者の方については費用の一部が公費助成となります。
同ワクチンを過去に1回でも接種されている方は、定期接種の対象外となります。また再接種を希望される場合は、前回の接種から5年以上が経過してからにしてください。
価格:8,800円(税込み)(ニューモバックスNP)
*自治体によっては公費助成がある場合がありますので、各自治体へお問合せください。
帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)にかかったことがある方が発症する病気です。
水ぼうそうは、水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することで発症しますが、実は水ぶくれなどの皮膚症状が治まってもウイルスは体外へ排出されず、神経節に潜伏し続けます。
その後、様々な原因で免疫力が低下することで、潜伏していたウイルスが活性化し、チクチクした神経痛をはじめ、赤みや水ぶくれが現れるようになります。
多くの場合3週間程度で皮膚症状は治まります。しかし、痛みが強い場合や高齢の方が発症した場合、皮膚症状が治っても、神経痛が残ってしまう場合があります。
痛みが強く、内服薬だけで治療がうまくいかない場合もあり、ペインクリニックなど痛みの治療を専門とする医療機関で治療を行う必要があるケースもあります。
この帯状疱疹を予防するのが、帯状疱疹ワクチンです。
50代を過ぎた頃から発症率が上昇することから、50歳を過ぎた方が接種対象です(一部例外の方もおられます。)。
自治体によっては、一部補助がでますので、自治体へご確認ください。
任意接種となる場合、費用は全額自己負担となります。当院ではシングリックスの接種が可能です。
価格:22,000円(税込み)(シングリックス)
*自治体によっては公費助成がある場合がありますので、各自治体へお問合せください。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンとは、HPVの感染を防ぐワクチンです。
HPVとは、20~40歳代の女性にも発症する子宮頸がんの原因とされており、子宮頸がんは日本では毎年約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年約2,900人の女性が亡くなっています。
2023年4月から9価ワクチン(シルガード9)が公費の対象となりました。
9価ワクチン(シルガード9)では約90%の子宮頸がんを予防できるとされています。
価格:27,500円(税込み)(シルガード9)
*公費助成がある場合がありますので、各自治体へお問合せください。
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