熱中症に気をつけよう!~2025年は猛暑日続く毎日~|佐賀県武雄市武雄町の内科・消化器内科・皮膚科|みふねやまクリニック

〒843-0021佐賀県武雄市武雄町永島15361-1

0954-22-0123

WEB予約
下層ヘッダー

熱中症に気をつけよう!~2025年は猛暑日続く毎日~

熱中症に気をつけよう!~2025年は猛暑日続く毎日~|佐賀県武雄市武雄町の内科・消化器内科・皮膚科|みふねやまクリニック

2025年7月07日

熱中症に気をつけよう!~2025年は猛暑日続く毎日~

はじめに

内科担当の小林登です。

まだまだ7月初旬ですがニュースなどで「熱中症」という言葉をよく耳にするようになります。

熱中症とは、暑さによって体の中のバランスがくずれて、気分が悪くなったり、倒れてしまったりする状態のことです。

とても危険なこともあるので、正しい知識をもって予防することが大切です。

熱中症ってなに?

人の体は、暑くなると汗をかいて体温を下げようとします。

でも、高温、多湿、水分不足だとこの体温調節がうまくいかなくなります。

すると、体に熱がこもってしまい、さまざまな不調があらわれるのです。

これが熱中症です。

熱中症は、外で運動しているときだけでなく、家の中や夜でもおこることがあります。

特に、まだ体温調節がうまくできない子どもや、体力が落ちている高齢の人はかかりやすいので注意が必要です。

こんな症状が出たら注意!~重症度分類も~

↑↑↑上の図は熱中症診療ガイドライン 2024より抜粋

熱中症にはいくつかの症状があります。

軽いものから、命にかかわる重い症状まであります。

  • めまいがする、立ちくらみがする
  • 気分が悪くなる、吐き気がする
  • 体がだるい、ぼーっとする
  • 汗がたくさん出る、または全然出ない
  • 意識がもうろうとする、反応がにぶくなる
  • 体温がとても高くなる(体が熱い)

このような症状が出たときは、すぐにその場から離れて、涼しいところで休みましょう。

そして、水分(できればスポーツドリンクなど)をとってください。

重い症状が出ている場合や、自分で動けないときは、すぐにまわりの人に助けを求めて、必要であれば救急車を呼ぶことが大切です。

どうやって予防すればいいの?

熱中症は、きちんと気をつければ予防可能な病気です。

毎日の生活の中で、次のようなことを心がけましょう。

① こまめに水分をとりましょう

のどがかわいていなくても、定期的に水やお茶を飲むようにしましょう。

運動をするときや、たくさん汗をかいたときは、塩分もいっしょにとれるスポーツドリンクなどがオススメです。

② 暑い場所をさけよう

直射日光の当たる場所に長時間いないようにしましょう。

日かげで休んだり、帽子をかぶったり、うちわや扇子を使って体を冷やすのも効果的です。

家の中でも、エアコンや扇風機をうまく使って、部屋の温度と湿度を下げることが大切です。

③ 睡眠と食事をしっかりとろう

夜ふかしをしたり、朝ごはんをぬかしたりすると、体の調子がくずれて熱中症にかかりやすくなります。

毎日しっかり睡眠をとり、バランスのよい食事を心がけましょう。

④ 無理をしない

暑い日は、外での運動を控えたり、休憩を多めにとったりすることが大切です。

「まだ大丈夫」とがんばりすぎるのは危険です。

身のまわりの人にも気を配ろう

熱中症は自分だけでなく、まわりの人がかかることもあります。

家族や友達が「頭が痛い」「気分が悪い」などと言っていたら、すぐに涼しい場所に連れて行ってあげたり、水分をとるよう声をかけたりしましょう。

もし重い症状が出ていたら、病院受診を促してください。

さいごに

熱中症は、日頃の注意で予防することが可能な病気です。

でも、放っておくととても危険なことになることもあります。

・水をこまめに飲む

・無理をしない

・休憩をとる

など、毎日の生活の中でできることを習慣にして、暑い夏を元気にすごしましょう!

TOP