2026年3月02日

はじめに
皮膚科担当の小林佑佳です。
美容医療の中でも高い人気を誇る「ボトックス注射」。
しわ改善治療として広く知られていますが、その仕組みや注意点について正しく理解している方は意外と多くありません。
今回は、ボトックス注射の特徴からリスク、デメリットまでを分かりやすく解説します。
ボトックス注射の概要
ボトックス注射とは、A型ボツリヌストキシンを有効成分とした医療用製剤を使用する治療法です。
筋肉の過剰な動きを一時的に抑えることで、表情じわを目立たなくします。
特に以下の部位に効果が期待されます。
・目尻のしわ
・眉間のしわ
・額の横じわ
特徴と効果
・筋肉の動きを穏やかに抑え、自然な表情を保ちながらしわを改善
・効果の持続期間は約3〜6ヶ月
こんな方におすすめ
●表情じわが気になり始めた方
●若々しい印象を自然に保ちたい方
●ダウンタイムの少ない治療を希望される方
使用上の注意

以下に該当する方は、治療を受けられない、または慎重な判断が必要です。
●妊娠中・授乳中の方
●神経・筋肉疾患をお持ちの方
●治療部位に感染症がある場合
また、一度ボトックス注射とした場合、4ヵ月以上間隔をあけることが望ましいです。
そのため、複数箇所お悩みがある場合は、同時施術をおススメしております。
使用後の注意
ボトックス注射の効果を得るためには、施術後の注意点を守ることも大切です。
施術後に行ってはいけないこととして、以下が挙げられます。
・飲酒
・入浴・サウナ
・激しい運動
・患部のマッサージ
上記の行動は薬剤が患部周辺に広がってしまったり、施術後の内出血や赤みなどの症状を長引かせたりする原因となってしまいます。
リスクと副作用

一般的には安全性の高い治療ですが、以下のような副作用が起こる可能性があります。
●注射部位の赤み、腫れ、軽い痛み
●一時的な頭痛や筋力低下
●極めて稀に、薬剤が他部位へ拡散することによる筋肉の弱まり
美容治療としてのデメリット

ボトックスは筋肉の動きを抑える治療であるため、注入部位や量が適切でない場合、意図しない筋肉に影響が及ぶ可能性があります。
代表的なものが「眼瞼下垂(がんけんかすい)」ですが、近年は医師の技術向上により発生はほとんどありません。
額への注入では、一時的にまぶたが重く感じることがありますが、多くは1ヶ月程度で自然に改善します。
また、ごく稀にボトックス製剤に対する抗体が形成され、効果が弱まる可能性も指摘されています。
抗体が形成されないように、注射間隔を4ヵ月以上あけるなどの対応を行っております。
効果を維持するためには定期的な施術が必要となるため、費用面・精神面での負担を感じる方もいらっしゃいます。
ただし、効果が永久ではないため、気に入らなければ数ヶ月で元に戻るという点は大きなメリットとも言えます。
医師の安全管理について
ボトックス注射は医師の知識と技術が重要です。
当院では、アラガン・ジャパン株式会社が認定するWEB講習セミナーを受講し、登録された医師が施術を行っています。
さいごに

ボトックス注射は、正しく行えば安全性が比較的高く、自然な若返りが期待できる治療です。
メリットだけでなくデメリットやリスクも理解したうえで、信頼できる医師と十分に相談することが大切です。
価格表
当院は厚生省認可アラガン社ボトックスビスタを使用します。
●1単位につき
2,750円(税込み)
●小顔ボトックス(両咬筋)
6,6000円(初回 5,5000円)(税込み)
※額4~8単位、眉間6~12単位、目尻3~8単位が目安となります。
額の大きさや筋肉量、シワの加減などで使用量が異なります。
また、初めての方は少ない量から始めることが望ましいです。
注射前にしっかりカウンセリングをして、投与量を決定します。
ご予算に合わせての調整も可能となりますので、ご相談ください。